この記事の要点(30秒でわかる)
- 2026年8月から水色の資格確認書か白いお知らせが届いています
- 白いA4のお知らせだけでは医療機関を受診できません
- 85歳以上の方には全員、水色の資格確認書が届きます
- これまでの藤色のものは7月31日で期限が切れています
「保険証が2枚あるのだけれど、どちらを持って行けばいいのか」。8月以降、こうしたご質問をいただくことがあります。
2026年8月1日から、後期高齢者医療の保険資格を確かめる書類が新しくなりました。届いたものが水色の資格確認書なのか、白いA4のお知らせなのかで、使い方がまったく違います。
とくに気をつけていただきたいのは、白いA4のお知らせは、それだけでは医療機関を受診できないということです。保険証のつもりで持って行くと、窓口で困ることになります。
すえひろ訪問看護ステーションでも、保険の資格を確かめさせていただく場面があります。ご自宅にどちらが届いているのか、この機会にご確認いただきたいと思います。
この記事では、誰にどちらが届くのか、どう使い分けるのか、古いものはどうするのかを、足立区と東京都後期高齢者医療広域連合の案内をもとに整理します。
当コラムは、訪問看護に関する一般的な情報提供を目的としたものです。個別の症状・保険適用・制度のご判断についてお答えするものではありません。制度の運用は地域・保険者・個別のご状況により異なりますので、あらかじめご了承ください。
記事内容に関するご質問は、お問い合わせフォームよりお願いいたします(お電話・コメント欄でのご質問にはお答えいたしかねます。回答までお時間をいただく場合があります)。
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届いたのは水色ですか、白いA4ですか
2026年8月1日から、後期高齢者医療の被保険者の方には、水色の資格確認書または白色でA4サイズの資格情報のお知らせが送られています(出典:足立区「令和8年8月1日からお使いいただく後期高齢者医療資格確認書または後期高齢者医療資格情報のお知らせをお送りします」)。
どちらが届くかは、年齢とマイナ保険証の利用実績で決まります。ご自身で選ぶものではありません。
水色の資格確認書が届くのは、次の方です。85歳以上の方は全員。84歳以下でマイナ保険証を普段から利用していない方。そしてマイナ保険証をお持ちでない方です(出典:同)。
白い資格情報のお知らせが届くのは、84歳以下の方のうち、過去1年間で6回以上マイナ保険証を利用し、かつ概ね直近3か月以内にも利用している方です(出典:同)。
送られ方も違います。水色の資格確認書は特定記録郵便、白いお知らせは普通郵便で届きます(出典:同)。
ご夫婦でも、届くものが違うことがあります。 年齢や受診の仕方が違えば、当然そうなります。
どちらが届くかは、年齢と利用実績で決まります
水色の資格確認書は特定記録郵便、白いお知らせは普通郵便で送られます。ご夫婦でも届くものが違うことがあります。
出典:足立区「令和8年8月1日からお使いいただく後期高齢者医療資格確認書または後期高齢者医療資格情報のお知らせをお送りします」
白いお知らせだけでは、受診できません
ここが今回いちばんお伝えしたい点です。「資格情報のお知らせ」のみでは受診できません。 マイナ保険証と一緒に提示する必要があります(出典:東京都後期高齢者医療広域連合「資格情報のお知らせ」)。
白いお知らせは、マイナ保険証の読み取りができない場合に、マイナ保険証と合わせて提示することで受診できるようにするものです(出典:同)。単独で使う書類ではありません。
そこには、一部負担金の割合(自己負担割合)や有効期限などの資格情報が記載されています(出典:同)。読み取り機がうまく動かないときに、窓口で確かめるための控えだとお考えください。
つまり白いお知らせが届いた方は、マイナンバーカードを持って出かける必要があります。 カードを忘れて、お知らせだけを持って行くと使えません。
一方、水色の資格確認書は、それだけで受診できます。 これまでの保険証と同じ使い方です。
この違いを知らないまま病院へ行き、窓口で戸惑う方がおられます。 ご家族が付き添われる場合は、出かける前にお手元を確かめていただくと安心です。
水色と白、使い方が違います
| 資格確認書 | 資格情報のお知らせ | |
|---|---|---|
| 見た目 | 水色 | 白色・A4サイズ |
| これだけで受診できるか | できます | できません |
| マイナンバーカード | 不要 | 必要 一緒に提示します |
| 届く方 | 85歳以上は全員/84歳以下でマイナ保険証を普段使っていない方/お持ちでない方 | 84歳以下で、マイナ保険証をよく使っている方 |
| 送付方法 | 特定記録郵便 | 普通郵便 |
白いお知らせは、マイナ保険証の読み取りができないときに一緒に提示するためのものです。単独では使えません。
出典:足立区/東京都後期高齢者医療広域連合「資格情報のお知らせ」
これまでの藤色のものは、期限が切れています
これまでお使いだった藤色の資格確認書は、2026年7月31日までが有効期限でした。足立区は、8月1日以降はご自身で破棄するよう案内しています(出典:足立区)。
新しい水色の資格確認書の有効期限は、令和9年(2027年)7月31日です(出典:同)。1年ごとの切り替えになります。
捨てる前に、記載されている有効期限をご確認ください。 色だけで判断すると、思い違いが起こることがあります。
もし新しいものが見当たらないという場合は、そのままにせず区の窓口へお問い合わせください。届いていないのか、どこかに紛れているのか、確かめる必要があります。
紛失したときも再交付を受けられます。 資格情報のお知らせを紛失・破損した場合は、市区町村の担当窓口で再交付を申請できます。本人確認書類の持参が必要です(出典:東京都後期高齢者医療広域連合)。
なお、この記事は足立区の案内をもとにしています。色の呼び方や送付の時期は自治体によって異なることがありますので、他の区市町村にお住まいの方はお住まいの窓口でご確認ください。
いま、お手元で確かめること
1水色か、白いA4か
使い方が違います。白は単独では受診できません。
2有効期限の記載
新しいものは令和9年(2027年)7月31日までです。
3藤色のものは期限切れ
令和8年7月31日までで、8月1日以降はご自身で破棄と案内されています。
4見当たらないとき
そのままにせず、足立区の高齢医療・年金課へお問い合わせください。
捨てる前に、有効期限の記載を確認してください。色だけで判断すると思い違いが起こります。
そもそも、誰が対象になる制度なのか
念のため確かめておきます。後期高齢者医療制度の対象になるのは、75歳以上の方と、65歳以上75歳未満で一定の障害があると後期高齢者医療広域連合から認定を受けた方です(出典:厚生労働省「資格確認書について」)。
75歳のお誕生日を迎えると、それまで加入していた健康保険から自動的に移ります。ご家族の扶養に入っていた方も、ご自身が被保険者になります。
ここで見落とされやすいのが、65歳から74歳で障害の認定を受けている方です。年齢だけを見ていると対象と気づかないことがあります。今回の切り替えも、この方々に同じように関係します。
もうひとつ確かめていただきたいのが、自己負担の割合です。水色の資格確認書にも、白いお知らせにも記載されています(出典:東京都後期高齢者医療広域連合)。
割合は所得の状況によって決まり、見直されることがあります。新しい書類が届いたときは、負担割合の記載が去年と同じかどうかを見ておいてください。 変わっていれば、窓口でお支払いになる額も変わります。
新しい書類が届いたら、ここを見ます
- 1氏名と生年月日
- 2有効期限新しいものは令和9年(2027年)7月31日
- 3一部負担金の割合(自己負担割合)去年と同じかどうか。変わっていれば窓口でお支払いになる額も変わります
- 4水色か、白いA4か白い場合はマイナンバーカードと一緒に持参します
訪問看護でも、資格の確認をさせていただきます
病院や薬局だけの話ではありません。訪問看護でも、保険の資格を確かめさせていただく場面があります。
新しい書類に切り替わったことで、お手元にあるものが変わっています。担当の看護師から確認をお願いすることがありましたら、水色の資格確認書、または白いお知らせとマイナンバーカードをお見せください。
自己負担の割合も、書類に記載されています。 負担割合は年度ごとに見直されることがあり、記載が変わっている場合があります。
書類の見方が分からない、どちらを見せればよいか迷うという場合は、そのままお持ちいただいて構いません。一緒に確かめさせてください。
また、マイナ保険証での受診が難しいと感じておられる方には、道があります。厚生労働省は、マイナ保険証での受診が困難な配慮が必要な方(ご高齢の方、障害のある方など)は、申請により資格確認書の交付を受けられるとしています(出典:厚生労働省「資格確認書について」)。
白いお知らせが届いたけれど、カードを持ち歩くのが不安という方は、この申請を検討する価値があります。詳しくは区の窓口でご相談ください。
白いお知らせが届いたけれど、不安なとき
出典:厚生労働省「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」
まとめ
2026年8月1日から、後期高齢者医療の資格を確かめる書類が新しくなりました。85歳以上の方には全員、水色の資格確認書が届きます。84歳以下でマイナ保険証をよくお使いの方には、白いA4の資格情報のお知らせが届きます。白いお知らせだけでは受診できず、マイナンバーカードと一緒に提示する必要があります。 これまでの藤色のものは2026年7月31日で期限が切れており、新しい水色の期限は2027年7月31日です。
保険の書類は、必要になるのは体調を崩したときです。元気なうちに、お手元を確かめておいていただきたいと思います。
カードを持ち歩くことに不安がある方は、申請によって資格確認書を受け取る道があります。制度上難しいと思われることでも、まずはご相談ください。 専門職として責任を持って、誠実に向き合わせていただきます。
よくある質問
Q. 白いA4の紙が届きました。これが新しい保険証ですか。
A. 保険証の代わりになるものではありません。「資格情報のお知らせ」といって、マイナ保険証と一緒に提示して使うものです。これだけを持って行っても受診できませんので、マイナンバーカードを忘れずにお持ちください。
Q. 母は88歳ですが、白い紙しか届いていないようです。
A. 85歳以上の方には水色の資格確認書が届くことになっています。特定記録郵便で送られますので、受け取りの控えが残っているかもしれません。見当たらない場合は、足立区の高齢医療・年金課へお問い合わせください。
Q. 藤色の古いものは捨ててよいのですか。
A. 足立区は、2026年8月1日以降はご自身で破棄するよう案内しています。ただし捨てる前に、お手元のものの有効期限の記載をご確認ください。色だけで判断すると思い違いが起こることがあります。
Q. マイナンバーカードを持ち歩くのが不安です。
A. マイナ保険証での受診が困難な配慮が必要な方は、申請により資格確認書の交付を受けられるとされています。ご高齢の方や障害のある方が対象に挙げられていますので、区の窓口でご相談ください。
Q. 新しい書類はいつまで使えますか。
A. 2026年8月1日から届いている資格確認書の有効期限は、2027年7月31日です。毎年8月に切り替わりますので、来年の夏も新しいものが届くかご確認ください。
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