この記事の要点(30秒でわかる)
- 日数だけで決めず、便の形・お腹の張り・食欲の3つを合わせて見ます
- 65歳以上では便秘を訴える方が7.1%と、男女の差がほぼなくなります
- 「下痢が続く」ときこそ、奥に硬い便がたまっていることがあります
- 飲んでいるお薬が原因のこともあり、自己判断での中止は避けます
「3日出ていないけれど、様子を見ていいのだろうか」。ご家族の介護をされている方から、いちばん多くいただく相談のひとつです。市販の下剤を足してよいのか、受診すべきなのか、判断の基準がわからず不安になります。
排便は毎日のことだけに、迷ったまま日が過ぎてしまいがちです。訪問看護では、お腹に実際に触れて確かめ、これまでの記録と合わせて、いま何をすべきかを一緒に整理します。必要があれば主治医に薬の調整を提案しますし、その場でできる処置もあります。
すえひろ訪問看護ステーションでは、排便のことを後回しにしません。眠れない、食べられない、機嫌が悪い。その原因が便秘だったという場面に、何度も立ち会ってきたからです。言い出しにくいことだからこそ、遠慮なく相談していただきたいと思っています。
この記事では、ご家族が家で見ておきたい3つのポイント、見落とされやすい「下痢に見える便秘」、お薬との関係、そして受診をためらわないでほしいサインを、公的な資料をもとに整理します。
当コラムは、訪問看護に関する一般的な情報提供を目的としたものです。個別の症状・保険適用・制度のご判断についてお答えするものではありません。制度の運用は地域・保険者・個別のご状況により異なりますので、あらかじめご了承ください。
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高齢者の便秘は「何日出ないか」だけでは決まりません
便秘かどうかは、日数だけでは判断できません。毎日出ていても残った感じが強ければ便秘ですし、3日に1度でも本人が快適ならそれは便秘ではありません。医学的にも便秘は「便を十分に、快適に出せない状態」として捉えられており、回数はその一部にすぎません。
判断のものさしになるのは、回数・便の硬さ・いきみの強さ・出し切れない感じの4つです。このうち2つ以上に変化があり、それが続いているなら相談の目安になります。とくに「以前は2日に1度だったのに、いま4日出ない」という変化の幅が大切です。
高齢期になると、便秘は珍しい症状ではなくなります。厚生労働省の令和4年国民生活基礎調査によると、便秘の症状を訴えた方は人口千人あたり35.9人でしたが、65歳以上では71.2人とおよそ2倍に増えます(出典:厚生労働省 令和4年国民生活基礎調査 統計表第9表)。これは「もの忘れする」の77.9人とほぼ並ぶ水準です。
見過ごされやすいのが男性です。全年代では女性43.7人に対し男性27.5人と1.6倍の開きがありますが、65歳以上では女性73.8人・男性68.1人と、その差がほとんどなくなります(出典:同調査)。「便秘は女性のもの」という思い込みが、男性の利用者様のつらさを隠してしまうことがあります。
便秘の症状を訴えた方の割合(人口千人あたり)
厚生労働省 令和4年国民生活基礎調査 統計表第9表より作成
全年代と65歳以上
全年代の男女差は1.6倍
65歳以上では男女差がほぼなくなる
「便秘は女性のもの」という印象がありますが、高齢期になるとその差はほとんどなくなります。男性の利用者様のつらさが見過ごされやすい理由のひとつです。なおこの数字は、ご本人が症状を訴えたかどうかを尋ねたもので、医師の診断による有病率ではありません。
ご家族にまず見てほしい3つのこと
家で見ていただきたいのは、便の形・お腹の張り・食欲の3つです。この3つを毎日ひとことずつ書き留めておくだけで、訪問看護師や主治医が判断できる情報量が大きく変わります。逆に「何日出ていません」という情報だけでは、私たちも次の一手を決めきれません。
ひとつめは便の形です。ブリストル便形状スケールという、便の形を7段階に分けた国際的な指標があります。1に近いほど硬く、7に近いほど水っぽくなり、一般に3から5が良い状態とされます。「コロコロした小さい塊(タイプ1)」なのか「バナナ状(タイプ4)」なのかを数字で伝えられると、会話が一気に具体的になります。
ふたつめはお腹の張りです。手のひらで軽く触れて、いつもより硬いか、痛がるかを見ます。強く押す必要はありません。触れられるのを嫌がる、顔をしかめるといった反応も立派な情報です。
みっつめは食欲です。便がたまると、食べる量が先に落ちることがよくあります。「最近ごはんを残すようになった」は、便秘の最初のサインであることが少なくありません。眠りが浅い、日中うとうとする、落ち着きがないといった変化も同じです。
書き留める場所は、カレンダーの余白でも連絡ノートでも構いません。日付・出たかどうか・便の形の数字・お腹の様子。この4項目があれば、排便日誌として十分に役立ちます。
ご家族が毎日見る3つのポイント
便の形
硬さを7段階の数字で見ます。「何日出ていない」より、はるかに多くのことが伝わります。
1 コロコロした小さい塊
2 短くつながった硬い便
3 表面にひび割れがある
4 バナナ状(ちょうどよい)
5 やわらかい半固形
6 泥のような便
7 水のような便
目安は3〜5です。
お腹の張り
手のひらで軽く触れて、いつもより硬いか、痛がるかを見ます。強く押す必要はありません。触れられるのを嫌がる、顔をしかめるといった反応も、そのまま伝えていただける情報です。
食欲と様子
便がたまると、食べる量が先に落ちることがよくあります。「最近ごはんを残す」は便秘の最初のサインかもしれません。眠りが浅い、日中うとうとする、落ち着かないといった変化も同じです。
記録するのはこの4項目だけ
- 日付
- 出たかどうか
- 便の形(1〜7の数字)
- お腹の様子(張り・痛み・食欲)
カレンダーの余白でも、連絡ノートでも構いません。これだけで排便日誌として十分に役立ちます。
「下痢が続く」ときこそ便秘を疑ってください
意外に思われるかもしれませんが、下痢が続くときこそ便秘を疑う必要があります。直腸に硬い便の塊がたまると、その脇を新しい液状の便がすり抜けて漏れ出てきます。見た目は下痢そのものですが、原因は詰まりです。これを溢流性便失禁(いつりゅうせいべんしっきん)と呼びます。
ここで下痢止めを使うと、詰まりはさらに固まり、状態は悪化します。方向が正反対の対処になってしまうためです。便秘が続いた後の下痢や、少量の便が何度も漏れる状態では、市販の下痢止めを自己判断で使わないでください。
寝たきりの方や、認知症で便意を伝えにくい方ではとくに起こりやすくなります。加齢とともに直腸の感覚が鈍くなるためです。ご本人が「出ています」と答えていても、実際には出し切れていないことがあります。
疑うきっかけは、次のような組み合わせです。便秘が数日続いたあとに急に漏れ始めた。少量ずつ何度も汚れる。お腹が張っているのに下痢をしている。こうしたときは、下痢としてではなく便秘として相談してください。
対応としては、直腸の中を実際に確かめます。訪問看護師が直腸内を確認し、硬い便が触れれば、その場で摘便(てきべん)や浣腸で取り除きます。詰まりが取れると、それまでの「下痢」がぴたりと止まることは珍しくありません。
「下痢に見える便秘」が起きる仕組み
溢流性便失禁(いつりゅうせいべんしっきん)
便秘が続く
数日出ない状態が重なります。
直腸に硬い便の塊がたまる
加齢で直腸の感覚が鈍ると、たまっても気づきにくくなります。
その脇を液状の便がすり抜ける
新しく届いた便が、塊のまわりを通って漏れ出てきます。
下痢に見える
少量ずつ何度も汚れる、お腹が張っているのに下痢をしている、という形で現れます。
してはいけない対応
下痢止めを使う
原因は詰まりなので、便はさらに固まり、状態は悪化します。方向が正反対の対処になります。
正しい対応
便秘として相談する
直腸内を確認し、硬い便が触れれば摘便や浣腸で取り除きます。詰まりが取れると「下痢」が止まることは珍しくありません。
便秘の原因が、飲んでいるお薬にあることがあります
便秘の原因を探すとき、私たちがまず確認するのは服用中のお薬です。高齢の方は複数の薬を飲んでいることが多く、その副作用として便秘が起きている場合が少なくありません。生活の工夫を重ねる前に、ここを一度点検する価値があります。
厚生労働省の『高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)』では、便秘を起こしやすい薬として、睡眠薬・抗不安薬(ベンゾジアゼピン)、三環系抗うつ薬、過活動膀胱の治療薬、腸の動きを抑える薬、抗ヒスタミン薬、抗精神病薬、パーキンソン病治療薬(抗コリン薬)などが挙げられています(出典:厚生労働省『高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)』2018年5月、表1)。同じ指針では「原因となる薬剤の変更・中止を検討する」ことが最初に示されています。
ただし、ご家族の判断でお薬をやめることは避けてください。眠れなくなる、症状が戻るなど、別の不調につながります。気づいたことは、やめる前に主治医か訪問看護師にお伝えください。 訪問看護師から主治医へ、便の状況と合わせて伝えることもできます。
下剤そのものにも注意点があります。よく使われる酸化マグネシウムは、腎機能が下がっている方や高齢の方で血液中のマグネシウムが高くなりすぎることがあります。医薬品医療機器総合機構(PMDA)に掲載された資料では、便秘症の方では「腎機能が正常な場合や通常用量以下の投与であっても、重篤な転帰をたどる例が報告されています」と注意が呼びかけられています(出典:『酸化マグネシウム製剤 適正使用に関するお願い―高マグネシウム血症―』2020年8月)。
覚えておいていただきたいのは初期のサインです。吐き気、体のだるさ、力が入らない、うとうとする、脈が遅い。酸化マグネシウムを飲んでいる方にこうした症状が出たら、服用を中止して受診してください。前出の厚生労働省の指針にも同様の対応が明記されています。
センナなど刺激の強い下剤も、長く続けると効きにくくなることがあります。同じ指針では「刺激性下剤の使用は頓用にとどめるべきである」とされています。出ないときだけ使う薬であって、毎日飲み続ける前提の薬ではありません。
在宅でよく使われる下剤と、ご家族が見るところ
厚生労働省『高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)』2018年5月、および酸化マグネシウム製剤の適正使用に関する資料(2020年8月)をもとに作成
| 種類 | はたらき方 | 使い方の目安 | ご家族が見るところ |
|---|---|---|---|
| 便をやわらかくする薬 (酸化マグネシウムなど) |
腸に水を集めて便をやわらかくします。量を調節しやすく、よく使われます。 | 毎日続けて使うことがあります。腎機能が下がっている方や高齢の方では、少ない量から始めます。 | 吐き気・体のだるさ・力が入らない・うとうとする・脈が遅い。この症状が出たら服用を中止して受診してください。 |
| 腸を刺激する薬 (センナなど) |
腸を直接刺激して動かします。効き目がはっきりしています。 | 出ないときだけ使う薬です。指針では「頓用にとどめるべき」とされています。 | 毎日使い続けていないか。だんだん効きにくくなっていないか。 |
| 浣腸・坐薬 | 直腸に直接はたらきかけ、出口近くにたまった便を出します。 | 詰まっているときに使います。市販品には、介護職が扱える容量の範囲が定められています。 | 使う回数が増えていないか。使っても出ないときは、その日のうちにご連絡ください。 |
便秘の原因が薬そのものにあることもあります。睡眠薬・抗不安薬、三環系抗うつ薬、過活動膀胱の治療薬、腸の動きを抑える薬、抗ヒスタミン薬、抗精神病薬、パーキンソン病治療薬などが挙げられています。ただし、ご家族の判断で中止すると別の不調につながります。気づいたことは、やめる前に主治医か訪問看護師にお伝えください。
様子を見ずに相談してほしいサイン
次のような場合は、便秘として様子を見ずに、その日のうちに相談してください。ご家族が判断に迷うところですが、迷った時点で連絡していただいて構いません。空振りだったとしても、それは悪いことではありません。
とくに急ぐのは、お腹の症状が強いときです。お腹が板のように硬い。強い痛みで動けない。吐いてしまう。顔色が悪く冷や汗が出ている。こうした場合は腸の通り道が塞がっている可能性があり、夜間でもご連絡ください。
血が混じっているときも必ずお知らせください。便に赤い血がついている、黒くタール状の便が出た、といった変化です。切れ痔のこともありますが、それ以外の原因もあり得ます。「痔だろう」と決めてしまわず、一度は確認する場面です。
急に排便の習慣が変わったときも同様です。理由なく出なくなった、細い便しか出ない、体重が減ってきた、熱が続いている。こうした変化が重なるときは、便秘以外の病気が隠れていないかを確かめる必要があります。食べられない状態が続くときも、待たずにご相談ください。便がたまって食欲が落ち、水分も摂れなくなると、便はさらに硬くなります。この悪循環に入る前にご連絡いただければ、手を打てることが増えます。
様子を見ずに相談してほしいサイン
迷った時点でご連絡いただいて構いません。空振りだったとしても、それは悪いことではありません。
お腹の症状が強い(夜間でも連絡を)
- お腹が板のように硬い
- 強い痛みで動けない
- 吐いてしまう
- 顔色が悪く冷や汗が出ている
血が混じっている
- 便に赤い血がついている
- 黒くタール状の便が出た
- 「痔だろう」と決めず、一度は確認を
排便の習慣が急に変わった
- 理由なく出なくなった
- 細い便しか出ない
- 体重が減ってきた
- 熱が続いている
食べられない状態が続く
- 食欲が落ち、水分も摂れない
- 便がさらに硬くなる悪循環に入る前に
便秘が続いたあとに漏れ始めた下痢や、少量の便が何度も漏れる状態では、市販の下痢止めを自己判断で使わないでください。詰まりが原因のことがあります。
在宅でできる工夫と、訪問看護に相談できること
家でできることの土台は、食物繊維・水分・体を動かすこと・トイレの姿勢の4つです。厚生労働省の指針でも「水分制限がある疾患でなければ、水分摂取を促し、食物繊維を取り入れた食事療法と適度な運動で改善を図る」ことが示されています(出典:厚生労働省『高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)』2018年5月)。まずここを整えてから、薬を考える順番です。
食物繊維の目標量は、日本人の食事摂取基準(2025年版)で65歳から74歳は男性21g以上・女性18g以上、75歳以上は男性20g以上・女性17g以上と示されています(出典:厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版))。数字だけ見ると難しく感じますが、いも類・豆類・海藻・果物を一品ずつ足していくと近づきます。
水分は、腎臓や心臓の病気で制限がある方は主治医の指示を優先してください。制限がない方では、時間を決めて促すとうまくいきます。「喉が渇いたら」では、高齢の方は渇きを感じにくいため間に合わないことがあります。
体を動かすことは歩行に限りません。寝たきりの方でも、膝を立てて左右にゆっくり倒す、腹部を「の」の字にさするといった働きかけで腸が動くことがあります。トイレでは前かがみになり、足元に台を置いてかかとを少し上げると、いきみやすい姿勢になります。
訪問看護では、これらを踏まえたうえで実際にお腹に触れて評価します。腸の音を聴き、張りを確かめ、必要に応じて直腸内を確認します。硬い便が詰まっていれば摘便や浣腸で取り除きますし、下剤の量やタイミングを主治医に提案することもあります。摘便は医行為にあたるため、看護師や医師が行います。
なお市販のディスポーザブル浣腸器のうち、挿入部の長さが5〜6cm程度以内でグリセリン濃度50%・成人用40g程度以下のものは、原則として医行為には当たらないと整理されています(出典:厚生労働省医政局長通知 平成17年7月26日 医政発第0726005号)。ヘルパーが対応できる範囲もありますので、体制については遠慮なくお尋ねください。
排便のことは、ご本人にもご家族にも話しにくい話題です。だからこそ、私たちの側から尋ねるようにしています。制度上難しいと思われることでも、まずはご相談ください。
在宅の排便ケア、進め方の順番
いきなり薬ではなく、記録から始めます
記録をつけるご家族
日付・出たかどうか・便の形(1〜7)・お腹の様子。この4項目だけで判断の材料になります。
食物繊維と水分を整えるご家族
いも類・豆類・海藻・果物を一品ずつ足します。水分制限がある方は主治医の指示を優先してください。
体を動かす・トイレの姿勢を整えるご家族
膝を立てて左右にゆっくり倒す。お腹を「の」の字にさする。トイレでは前かがみになり、足元の台でかかとを少し上げます。
お腹と直腸を評価する訪問看護
腸の音を聴き、張りを確かめ、必要に応じて直腸内を確認します。記録と合わせて、いま何が起きているかを見立てます。
処置と、主治医への提案訪問看護
硬い便が詰まっていれば摘便や浣腸で取り除きます。下剤の量やタイミングについては主治医に提案します。摘便は医行為にあたるため、看護師や医師が行います。
食物繊維の目標量(1日あたり)
65〜74歳 男性21g以上/女性18g以上
75歳以上 男性20g以上/女性17g以上
出典:厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)
まとめ
高齢者の便秘は、日数だけでは判断できません。便の形・お腹の張り・食欲の3つを毎日ひとことずつ記録しておくと、相談したときに話が早く進みます。65歳以上では便秘を訴える方が人口千人あたり71.2人にのぼり、男女の差もほとんどなくなります。決して特別なことではありません。
見落としやすいのは、下痢に見える便秘と、薬が原因の便秘です。便秘の後に漏れ始めた下痢に下痢止めを使わないこと、飲んでいる薬を自己判断でやめないこと。この2つを覚えておいていただくだけで、防げる悪化があります。
すえひろ訪問看護ステーションでは、お腹に触れて確かめ、記録と合わせて考え、必要なことを主治医につなぎます。「こんなことで呼んでいいのだろうか」と迷われる方が多い相談ですが、排便は毎日の暮らしそのものです。困っていることがあれば、一緒に考えさせてください。専門職として責任を持って、誠実に向き合わせていただきます。
よくある質問
Q. 何日出なければ受診したほうがよいですか。
A. 日数だけの基準はありません。ただし、その方のいつものリズムから2日以上ずれ、お腹の張りや食欲低下を伴うときは相談の目安です。お腹が硬く痛みや嘔吐があるときは、日数にかかわらずその日のうちにご連絡ください。
Q. 市販の下剤を足してもよいですか。
A. 続けて使う前に、主治医か訪問看護師にご相談ください。とくに刺激の強いタイプは、長く続けると効きにくくなることがあります。厚生労働省の指針でも、刺激性下剤は頓用にとどめるべきとされています。
Q. 下痢が続いているのに便秘だと言われました。どういうことですか。
A. 直腸に硬い便がたまり、その脇を液状の便がすり抜けている状態が考えられます。溢流性便失禁と呼ばれるもので、下痢止めを使うとかえって悪化します。硬い便を取り除くと止まることが多いため、便秘として相談してください。
Q. 水分をたくさん摂れば治りますか。
A. 水分は大切ですが、それだけで解決するとは限りません。食物繊維・体を動かすこと・トイレの姿勢と組み合わせることで効果が出やすくなります。腎臓や心臓の病気で水分制限がある方は、主治医の指示を優先してください。
Q. 摘便は家族がやってもよいのでしょうか。
A. 摘便は医行為にあたるため、看護師や医師が行います。無理に行うと直腸を傷つけるおそれがあります。硬い便が触れる、出そうで出ないという状態が続くときは、訪問看護にご連絡ください。
訪問看護のことなら、
すえひろへご相談ください
制度・費用・サービス内容、何でもお気軽に
「制度上難しいかも」と思われることでも、まずはご相談ください。
専門職として責任を持って、誠実に向き合わせていただきます。
※ お電話でのご相談:03-5888-6375(年中無休 8:30〜17:30)
