「子どもが小さいとちょっと……」。面接まで進んでも、その言葉一つで話が終わる。子育て中の理学療法士(PT)が転職活動で感じる壁は、2026年の今も依然として高いです。大杉さんもかつて、同じ壁に何度もぶつかりました。子育てに理解があると聞いていた事業所からも不採用になり、「もう訪問リハビリへの転職は無理なのかもしれない」と諦めかけていたそうです。
転機は、すえひろ訪問看護ステーションとの出会いでした。面接の場で渋谷代表が口にしたたった一言が、大杉さんの気持ちを変えました。この記事では、大杉さんのリアルな転職活動の経緯と、訪問リハビリで働くことで変わった仕事への向き合い方をお伝えします。「子育て中のPTに訪問は無理」と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
目次
「子育てに理解がある」と聞いていた事業所から不採用——ママPTの転職活動のリアル
子育て中のPTの転職活動は、制度が整っていても現場の理解が追いついていないケースが多く、「時短希望」というだけで書類選考を通過できないことも少なくありません。大杉さんが経験したのも、まさにそのリアルでした。「子育てに理解があります」とホームページに書いてある事業所に応募しても、面接で子どもの年齢を伝えると表情が変わる。言葉を選びながら「難しいですね」と言われる——その繰り返しだったといいます。
育児・介護休業法の改正により、2025年4月からは子の看護等休暇の対象が小学3年生修了前まで拡大されました(出典:厚生労働省 令和7年育児・介護休業法改正)。制度の面では着実に前進しています。しかし、法律と職場文化の間にある溝は、当事者にとって依然として深刻です。「制度があるから大丈夫」と言われても、実際に使えるかどうかは別の話です。大杉さんが感じていた不安は、全国の子育て中のリハビリ職に共通するものではないでしょうか。
面接で正直に聞いた「休んだとき、どうフォローしてもらえますか?」——大杉さんインタビュー
転職活動で子育て中のPTが最も恐れるのは、「休みやすいか」という質問自体が、不採用の理由になることです。大杉さんはその恐怖を抱えながらも、すえひろの面接では正直に聞きました。「子どもが急に熱を出したとき、どのようにフォローしていただけますか?」。自分を守るためではなく、一緒に働く仲間への誠実さとして、最初から伝えておきたかったからです。
理学療法士全体に占める女性の割合は、約4割程度に達しているとされています(出典:公益社団法人日本理学療法士協会 50周年記念統計資料)。子育てをしながら働く女性PTが増えるなかで、「休む場合の体制」は職場選びの核心的な確認事項になっています。誤魔化さずに聞けた大杉さんの勇気と、正直に答えてくれた事業所かどうかを見極めようとした視点は、同じ境遇のPTにとって大きな参考になるはずです。

「この人の元なら働けるかもしれない」——たった一言が転職の決め手になった理由
子育て中のPTが職場を選ぶ際、最も重視するのは制度の有無よりも「人」です。大杉さんが転職を決めた決め手は、渋谷代表がさらりと言った一言でした。「もし休んだときは、看護師がフォローします」。制度の説明でも、配慮を示すパフォーマンスでもなく、当たり前のこととして口にされた言葉。その自然さが、大杉さんの心を動かしました。
「この人の元なら、安心して働けるかもしれない」——長い転職活動を経て初めて感じた感覚だったといいます。すえひろが掲げる「誰一人取り残さない」という理念は、利用者様への支援だけでなく、一緒に働くスタッフへの姿勢にも通じていました。訪問看護ステーションにおいて看護師とリハビリ職が連携してお互いをカバーし合う体制は、チームケアの本質でもあります。渋谷代表の一言は、その文化がすえひろに根付いていることを象徴していました。
訪問1年で気づいた「病院では受け身だった自分」——仕事への向き合い方が変わった
訪問リハビリは、病院リハビリとは根本的に異なります。利用者様の生活の場に入り、その方の日常すべてを見ながら考えることが求められます。大杉さんは訪問を始めて1年が経つころ、ふと気づいたそうです。「病院にいたころの自分は、プログラムをこなしていただけだったかもしれない」。
訪問では、リハビリの時間以外の生活まで想像しながら支援を組み立てます。「この方が台所に立てるようになるために、今日何をすべきか」——その問いを毎回自分に立てることが、専門職としての力を育てます。訪問リハビリの利用者数は2019年時点で約11.5万人に達しており、その後も増加傾向が続いています(出典:厚生労働省 社保審-介護給付費分科会 第182回資料 令和2年8月)。利用者様お一人おひとりと深く関われる訪問リハビリの現場は、大杉さんにとって「自分が本当にやりたかったリハビリ」への扉でもありました。
同じ境遇のPTへ——「訪問では楽しく仕事ができています」(大杉さんからのメッセージ)
かつて「子育て中だから」と断られ続けた大杉さんが、今は自信を持って言います。「訪問では楽しく仕事ができています」。子どもの体調不良で急に休まなければならない日も、スタッフ同士が自然にカバーし合えるチームがある。「申し訳ない」という気持ちを過度に持たずに働ける環境が、仕事への意欲を保つうえでいかに大切かを、大杉さんは身をもって知っています。
「同じ境遇のPTの方へ伝えたいのは、諦めないでほしいということです。子育てを理由に断られ続けると、自分に問題があるように感じてしまいます。でも、場所を変えれば、こんなに働きやすいところがあります」——大杉さんの言葉は、今まさに転職活動の壁に直面している方への、何より力強いエールです。専門職として責任を持ちながら、生活者としても輝ける場所は必ずあります。すえひろは、そういう場所でありたいと思っています。

まとめ
子育て中のPTが転職活動で何度も壁にぶつかるのは、本人の問題でも能力の問題でもありません。職場の文化と制度の整備が追いついていないことが原因です。大杉さんの経験は、「誰一人取り残さない」という姿勢が言葉だけでなく採用の現場でも実践されているとき、はじめてスタッフの心が動くことを教えてくれます。
すえひろ訪問看護ステーションは、時短勤務や急なお休みに対してスタッフ同士がカバーし合える体制を大切にしています。子育て中だから無理、という前提を持たずに、まずは一度話を聞いていただければと思います。制度上難しいと思われることでも、まずはご相談ください。専門職として責任を持って、誠実に向き合わせていただきます。
「訪問では楽しく仕事ができています」という大杉さんの言葉を、今転職活動に疲れている方に届けたいです。あなたが輝ける場所は、まだ出会っていないだけかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q1. 子育て中でも時短勤務で訪問リハビリは働けますか?
働けます。すえひろでは、スタッフ一人ひとりの生活状況に合わせた勤務体制を相談しながら決めています。訪問スケジュールは事前に組まれるため、急な延長が起きにくく、お迎えの時間に合わせた働き方がしやすいのも訪問リハビリの特徴です。
Q2. 子どもが急に熱を出したとき、どうなりますか?
すえひろでは、看護師とリハビリ職がチームとして連携しているため、急な欠勤の際はスタッフ間で対応を分担します。「休むと申し訳ない」というプレッシャーなく働けるよう、管理者が体制を整えています。
Q3. 訪問リハビリ未経験でも転職できますか?
できます。病院や施設でのリハビリ経験がある方であれば、訪問の特性を学びながらスキルを活かせます。すえひろでは経験の浅いスタッフへのサポート体制も整えており、一人で抱え込まないよう丁寧なフォローを大切にしています。
Q4. 「子育て中は採用が難しい」と感じていますが、すえひろはどうですか?
すえひろでは、子育て中であることを採用の妨げとは考えていません。大杉さんをはじめ、子育て中のスタッフが実際に活躍しています。まずは見学や相談だけでも、ぜひ気軽にお声がけください。一緒に考えさせてください。
Q5. 訪問リハビリは病院勤務と何が一番違いますか?
最大の違いは、利用者様の「生活の場」に入ることです。病院では決められたプログラムを提供しますが、訪問では「この方の日常をどう支えるか」を一から考える必要があります。最初は戸惑う方も多いですが、大杉さんのように「これが本当にやりたかったリハビリだ」と感じる方も少なくありません。

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