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足立区で認知症の親を在宅で看るには|訪問看護でできるサポートと地域の相談窓口

「親の様子がおかしい」と感じてから、どこに相談すればいいのかわからない——そんな不安を抱えて検索されているご家族は、足立区にもたくさんいらっしゃいます。認知症は、本人の苦しさはもちろん、毎日そばで支えるご家族への負担も大きな病気です。「もう施設に入れるしかないのか」と思い詰める前に、在宅でできる選択肢を一緒に探してみてください。

訪問看護は、看護師が自宅を定期的に訪問し、医療的なケアから日常生活のサポート、ご家族の相談対応まで幅広く担います。認知症のご家族が住み慣れた自宅で安心して暮らし続けるために、訪問看護はとても心強い存在になれます。すえひろ訪問看護ステーションは、足立区を拠点に、認知症ケアの経験を積んだ看護師が地域に根ざした支援を続けています。

この記事では、足立区の認知症サポート体制と地域の相談窓口、訪問看護で受けられる具体的なサポート内容、介護保険・医療保険の使い分け方、そしてよくあるご質問にお答えします。初めて介護に向き合うご家族に、少しでも役立つ情報をお届けできれば幸いです。

足立区の認知症をとりまく現状

足立区で認知症の在宅介護を支えるためには、まず地域の現状を知ることが大切です。足立区は2025年4月に総人口が70万人を突破し、65歳以上の高齢化率は24.03%と、東京23区の中でも上位の水準にあります(足立区公式HP、令和7年4月1日現在)。介護保険の要介護・要支援認定者数は38,722人で、認定率は22.42%にのぼります(足立区介護保険課、令和5年度実績)。

高齢者人口が多いということは、認知症のご家族を在宅で支えているご家族も多いということです。足立区はこうした現状に向き合い、「足立区認知症とともにいつまでもこのまちで条例」を制定・施行するなど(2026年4月施行)、認知症の方が住み慣れた地域で暮らし続けられる環境づくりに取り組んでいます。介護に悩むご家族が「ひとりで抱え込まない」ために、区全体で支えようとする姿勢が、様々な施策に表れています。

足立区の認知症サポート体制と相談窓口

足立区で認知症の親を在宅で看ているご家族が最初に頼れる窓口は、区内25か所に設置された地域包括支援センター(通称:ホウカツ)です。介護のこと、もの忘れのこと、生活の困りごとなど、幅広い相談を無料で受け付けています。窓口時間は月曜〜土曜の9時〜17時で、電話でも相談できます(高齢者地域包括ケア推進課 地域包括支援センター係 TEL:03-3880-5429)。

認知症初期集中支援チームとは

認知症の疑いがあるにもかかわらず、まだ医療や介護サービスにつながっていない方のご自宅に、専門チームが直接訪問して支援する仕組みです。足立区では、地域包括支援センターの職員と足立区医師会の認知症サポート医が連携してチームを構成しています。「病院に連れて行けない」「本人が受診を嫌がる」というケースでも、まずは地域包括支援センターに相談することで、チームにつなげてもらえます。

認知症カフェ(認知症の人・家族のつどい)

足立区内では、地域包括支援センターを中心に認知症カフェが毎月開催されています。認知症の方本人とご家族が、同じ立場の方と日頃の悩みや気持ちを気軽に話せる場です。「自分だけではない」という安心感は、長期にわたる在宅介護を続けるうえで大切な支えになります。

65歳未満で認知症を発症した若年性認知症の方とご家族向けには、「おりがみカフェ」という交流会も定期開催されています。年齢層が近い方と話せる機会は、孤立しがちな若年性認知症の介護家族にとって特に意味のある場となっています。

足立区版チームオレンジ

足立区では、認知症サポーターや地域住民が認知症の方やご家族を日常的にサポートする「足立区版チームオレンジ」の取り組みも進んでいます。「見守り」や「話し相手」など、地域のつながりが在宅生活を支えるひとつの力になります。

訪問看護でできる認知症のサポート

認知症のご家族に訪問看護を利用するメリットは、看護師が定期的に自宅を訪問することで、医療・生活・心理の各面から継続的に関われる点にあります。以下に、訪問看護が提供できる主な支援内容をご紹介します。

健康状態の観察・医療管理

認知症が進むと、自分の体調不良をうまく伝えられなくなります。看護師が定期的に訪問し、血圧・体温・脈拍などのバイタルサインを確認するとともに、表情・皮膚の状態・歩き方など全体的な変化を観察します。変調の早期発見が、入院や容態悪化の予防につながります。

服薬管理のサポート

認知症のご本人が薬の管理をするのは難しくなっていきます。飲み忘れ・飲み過ぎ・間違った時間に飲んでしまうなどのリスクに対し、看護師が服薬状況を確認し、医師や薬剤師と連携して安全な内服管理を支援します。正しく薬を飲めると、症状の安定にも大きく影響します。

BPSDへの対応と環境調整

BPSD(認知症の行動・心理症状)とは、徘徊・暴言・睡眠障害・幻覚・不安などの症状のことです。こうした症状はご家族を特に疲弊させますが、適切な環境調整や関わり方によって和らぐことがあります。訪問看護師は、生活環境の見直しや、ご本人が落ち着けるコミュニケーションの工夫をご家族と一緒に考えます。

ご家族への相談・レスパイト支援

在宅介護を続けるためには、ご家族の心身の余裕を保つことが欠かせません。訪問看護師は、ご家族の疲労度や精神的な負担を定期的に確認し、相談に乗ります。「もう限界かもしれない」と感じたときも、ひとりで抱え込まないでください。一緒に考えさせてください。

レスパイト(息抜き)の観点から、デイサービスやショートステイなど他のサービスとの組み合わせも提案できます。訪問看護は、ご家族が安心して少し休める体制を整える橋渡し役にもなれます。

多職種連携による包括的なケア

訪問看護師は、ケアマネジャー・主治医・ヘルパー・リハビリ職などと情報共有を行いながら、チームでご本人を支えます。看護師が「医療の目」で見た情報をチームで共有することで、ケアの質が高まります。訪問看護は、在宅チームの中で医療と生活の「つなぎ役」を担います。

介護保険と医療保険、どちらが使えるの?

認知症の方に訪問看護を利用する場合、65歳以上で要介護認定を受けている方は、原則として介護保険が適用されます。

介護保険では、要介護度に応じた支給限度額の範囲内で訪問看護を利用します。ケアマネジャーがケアプランを作成し、その中に訪問看護を組み込む形になります。

40〜64歳の方でも、「初老期における認知症」など、介護保険が定める16の特定疾病に該当し、要介護認定を受けた場合は介護保険が使えます(厚生労働省)。

医療保険での訪問看護が適用されるのは、末期がんや筋萎縮性側索硬化症(ALS)など、厚生労働大臣が定める特掲診療料の施設基準等別表第7に掲げる疾病等に該当する場合などです。認知症単独では、通常は介護保険が優先されます。ただし、認知症の方が他の疾病でこの対象に該当するケースもありますので、詳しくはかかりつけ医や訪問看護ステーションにご確認ください。

介護保険と医療保険の具体的な使い分けは複雑なため、「どちらが使えるかわからない」という場合も、まずはお気軽にご相談ください。制度上難しいと思われることでも、まずはご相談いただければ、専門職として責任を持って、誠実に向き合わせていただきます。

在宅介護を続けるために大切なこと

認知症の在宅介護は、長期戦になることがほとんどです。ご家族が燃え尽きないためにも、「ひとりで頑張りすぎない」ことが最も重要です。介護は、助けを求めることが弱さではありません。複数の支援を組み合わせ、上手に「手を借りる」ことが、結果としてご本人を長く在宅で支えることにつながります。

地域包括支援センター・訪問看護・ケアマネジャー・認知症カフェ・デイサービス——これらを組み合わせることで、ご家族の負担を分散できます。足立区には支援の仕組みが整っています。その仕組みを活用することを、ためらわないでいただきたいと思います。

すえひろ訪問看護ステーションは、「諦めない」を合言葉に、ご本人とご家族の可能性を信じながら支援を続けています。「うちは難しいケースかもしれない」と感じる方にこそ、ぜひご相談ください。

まとめ

足立区は東京23区の中でも高齢化が進んでいる地域であり、認知症の在宅介護を支える体制も充実しています。地域包括支援センター(25か所)、認知症初期集中支援チーム、認知症カフェ、チームオレンジなど、様々な支援がご家族を待っています。訪問看護は、看護師が自宅を定期訪問することで、健康管理・服薬管理・BPSDへの対応・ご家族の相談まで、包括的に支援できる専門サービスです。費用は原則として介護保険が適用され、ケアマネジャーと連携してサービスを組み立てます。

すえひろ訪問看護ステーションは、認知症ケアの経験を持つ看護師が、足立区を中心にご家族と一緒に考え、丁寧に支援を続けていきます。「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃる方がとても多くいらっしゃいます。「今がそのタイミング」と思っていただければ、どうぞお気軽にご相談ください。

一歩踏み出すことへの不安を抱えている方に伝えたいことがあります。相談すること自体が、ご本人とご家族の生活を守る大切な行動です。専門職として責任を持って、誠実に向き合わせていただきます。

よくある質問

Q1. 認知症の診断を受けていなくても、訪問看護は利用できますか?

訪問看護を利用するには、主治医が作成した「訪問看護指示書」が必要です。認知症の確定診断前でも、主治医が必要と判断すれば指示書を出すことができます。まずはかかりつけ医か、地域包括支援センターにご相談ください。

Q2. 認知症の親が「他人が家に入るのを嫌がる」場合はどうすればよいですか?

認知症の方に多い反応です。看護師は、最初は短時間の訪問から始め、ご本人のペースに合わせながら信頼関係を作っていきます。無理に進めず、ご家族も一緒に場に慣れてもらうことを大切にしています。まずはご相談いただければ、対応策を一緒に考えさせてください。

Q3. 地域包括支援センターと訪問看護は、どう違うのですか?

地域包括支援センターは、介護や福祉の相談・制度のつなぎ役を担う公的な相談機関です。訪問看護は、主治医の指示のもとで看護師が自宅を訪問して行う医療・看護サービスです。地域包括支援センターで相談してケアマネジャーを紹介してもらい、ケアプランの中に訪問看護を組み込む、という流れが一般的です。

Q4. 介護保険の申請をまだしていません。訪問看護は使えますか?

介護保険の認定を受けていない場合は、医療保険での訪問看護が利用できるケースがあります。また、要介護認定の申請は地域包括支援センターや区の窓口でできます。まずはどちらかにご相談いただくことをお勧めします。

Q5. 夜間や週末に急変した場合、訪問看護は対応できますか?

すえひろ訪問看護ステーションでは、緊急時の対応についてもサービス開始時にしっかりご説明しています。24時間・365日の対応体制については、ご契約時にご確認ください。認知症の方は夜間に症状が出やすいケースもあるため、緊急時の連絡体制を事前に整えておくことが大切です。

訪問看護のご相談は、すえひろへ

「制度上難しいかも」と思われることでも、まずはご相談ください。
専門職として責任を持って、誠実に向き合わせていただきます。

📞 お電話でのご相談:03-5888-6375(平日 9:00〜17:00)

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