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1年目看護師が「病棟つらい」と感じたら訪問看護への転職は早すぎる?

「毎日泣きながら帰っている」「もう限界かもしれない」——4月に入職したばかりの新卒看護師が、こうした言葉を漏らすのは珍しくありません。訪問看護への転職が頭をよぎっている方も多いのではないでしょうか。結論から言えば、経験年数よりも「あなたに合う環境かどうか」の方が大切です。この記事では、1〜2年目での転職の実態と、訪問看護という選択肢が現実的かどうかを、データをもとに正直にお伝えします。

「1年目で転職」は看護師業界でどのくらい多い?

約11人に1人が1年以内に退職している

日本看護協会の「2024年 病院看護実態調査」によると、2023年度の新卒採用者の離職率は**8.8%**でした。単純計算で、約11人に1人が1年以内に病院を去っていることになります。2021〜2022年度は10%を超えていたことを考えると、やや落ち着いてきた傾向はあるものの、決して少ない数字ではありません。

「1年目で辞めるなんて自分だけ…」と感じている方もいるかもしれませんが、それは事実ではありません。4〜5月に「新卒看護師 辞めたい」という検索が毎年急増するのも、あなたの悩みが多くの人に共通していることの表れです。

転職するなら「半年以上」が現実的な目安

経験が浅いほど採用のハードルは上がりますが、看護師業界は慢性的な人手不足であるため、第二新卒として若手を歓迎する職場も増えています。ただし、入職後半年未満の退職は、採用担当者から「継続する意欲があるか」と疑問視されやすいのが実情です。

日本医療労働組合連合会の2022年調査では、看護師の勤続年数「5年未満」が最多層でした。転職は看護師にとって特別なことではなく、多くの人が経験するキャリアの一過程です。体調や精神面に深刻な支障が出ている場合は、年数にこだわりすぎる必要はありません。

新卒看護師の離職率推移(2020〜2023年度) 日本看護協会「病院看護実態調査」各年度版より
12% 10% 8% 4% 0%
8.2%
10.3%
10.2%
8.8%
2020年度
2021年度10%超
2022年度10%超
2023年度改善
通常水準
10%超(コロナ禍)
最新(2023年度)
出典:公益社団法人 日本看護協会「病院看護実態調査」各年度版

訪問看護が「若手には早い」と言われる理由と実態

「一人で判断する」場面が多いのは本当

訪問看護では、基本的に看護師1人で利用者様のご自宅に伺います。病棟のように「すぐ隣に先輩がいる」という環境ではないため、一定の臨床判断力が求められます。「急変時にどう動くか」「主治医への報告をいつ、どう行うか」——こうした判断を自分でしなければならない場面があることは、正直にお伝えしておく必要があります。

従来、訪問看護では「5年以上の経験が望ましい」とされてきたのは、こうした背景があるためです。経験の浅さへの不安は、あなたが感じているだけでなく、受け入れる側も意識している課題です。

でも、実態は変わってきている

厚生労働省のデータによると、訪問看護ステーションに勤務する看護職員数は2016年の約4.7万人から2020年には約6.8万人へと増加し、厚生労働省 看護職員需給分科会(2019年)の推計では2025年に約11.3〜12.6万人の需要が見込まれていました(厚生労働省「看護師等の確保を巡る状況」)。急増する需要に対して人材が追いつかない状況は現在も続いており、若手看護師を受け入れる体制を整えるステーションが着実に増えています。

2023年度の訪問看護ステーションの求人倍率は4.18倍(日本看護協会「2023年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」、2024年12月公表)で、同年度の病院(200〜499床)の2.27倍と比較しても断トツに高く、若手を積極的に採用しようとする動きが数字にも表れています。日本訪問看護財団や厚生労働省も、若手看護師の確保・育成を政策として推進しており、追い風は強まっています。

看護師の施設別 有効求人倍率(2024年度) 求職者1人に対して何件の求人があるかを示す指標
訪問看護
ステーション
4.54倍
病院
20〜199床
3.00倍
病院
200〜499床
2.49倍
病院
500床以上
1.93倍
訪問看護は大病院(500床以上)の約2.4倍の求人倍率。
1人の看護師に対し4件以上の求人がある、圧倒的な売り手市場です。
出典:日本看護協会「2024年度ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」(2025年11月21日公表)

「経験年数より適性と意欲」が問われる現場

訪問看護師に法的に必要な資格は、正看護師または准看護師の免許のみです。必須の経験年数は定められていません。未経験のことに直面したとき、「自分で調べて学ぼうとする姿勢」があるかどうか——これが訪問看護の現場では経験年数と同等、あるいはそれ以上に重視されます。

新卒や若手向けの教育モデルを確立し、同行訪問から段階的にスキルアップできる仕組みを整えているステーションが増えてきていることも、1〜2年目での転職を現実的な選択肢にしています。

実際に1〜2年目で転職した看護師の声

「最初の同行期間があったから安心できた」

2年間の病棟勤務を経て訪問看護師に転職した方の体験談では、「入職後2週間は先輩と一緒に訪問し、1〜3回の同行を経てから一人立ちという流れが安心できた」という声があります。最初から一人で全てをこなすのではなく、先輩のバックアップを受けながら少しずつ経験を積める環境があれば、経験年数が浅くても着実に成長できます。

「わからないことを先輩にすぐ聞ける環境が整っていた」という点も、若手転職者が安心して働けた理由として挙げられています。受け入れ体制があるかどうかは、転職先選びで最も確認すべきポイントのひとつです。

「夜勤がなくなって、生活が整った」

病棟での不規則なシフト、特に夜勤による体力・精神的な消耗は、1年目看護師が限界を感じる主要因のひとつです。訪問看護に転職した方の多くが「日勤のみになって体が楽になった」「休日にきちんと休めるようになった」と語ります。

もちろん、ステーションによってはオンコール対応があり、常に定時で帰れるわけではありません。しかし夜勤という形での不規則な生活リズムからは解放されるため、心身の回復と仕事への意欲の維持につながりやすいと言えます。

「同世代が一緒に入職して心強かった」

若手看護師を積極的に採用しているステーションでは、同じ時期に入職する同世代のスタッフがいることも少なくありません。「4人一緒に入職した全員が似たような経験年数で、支え合えた」という声は、孤独になりがちな転職後の不安を和らげてくれます。

転職は「一人で戦うこと」ではありません。仲間と一緒に新しい環境に飛び込める職場を選ぶことも、長く働き続けるための大切な視点です。

すえひろが考える「転職のベストタイミング」とは

経験年数より「今の状態」で判断してほしい

「一般的には3年目がよい」という意見はよく聞かれます。ある程度の基礎が身についており、転職市場でも評価されやすい時期であることは確かです。しかしすえひろ訪問看護ステーションとして正直にお伝えしたいのは、「年数だけが正解ではない」ということです。

心身に深刻な不調が出ている、ハラスメントが横行している、毎日泣きながら帰っている——こうした状況が続いているなら、「もう少し我慢すれば」と引き延ばすことが必ずしもベストではありません。看護師としてのキャリアを諦めてしまう前に、環境を変えることを選んでほしいと思っています。

「適性と意欲」があれば、経験年数は補える

すえひろ訪問看護ステーションでは、「経験年数より適性と意欲を重視する」採用スタンスを大切にしています。利用者様の幸せを本気で考えられるか、わからないことを学ぼうとする姿勢があるか——これが、私たちが一緒に働きたい方の条件です。

同行訪問から段階的にステップアップできる体制を整えており、1〜2年目の若手看護師も実際に活躍しています。「訪問看護は自分には早すぎる」と最初から諦める前に、ぜひ一度話を聞きに来ていただければと思います。

すえひろ訪問看護ステーション 入職後ステップアップの流れ 1〜2年目の若手看護師も、段階的に一人立ちできる体制です
1
入職直後 同行訪問 先輩看護師と一緒に利用者様のご自宅を訪問。流れや関わり方を体感しながら学びます。
2
慣れてきたら 部分的な
一人訪問
慣れた利用者様から少しずつ一人で担当。困ったときはいつでも先輩に連絡できます。
3
自分のペースで 完全一人立ち 自信がついたタイミングで全担当を一人でこなせるように。チームのサポートは継続します。
経験年数より「意欲」を重視。自分のペースで着実に成長できます。
※ステップアップのペースは個人差があります。焦らず一緒に進めていきましょう。

「今は転職しない」という選択も一緒に考えます

すえひろへの転職が「今はまだ最善ではない」という場合も、正直にお伝えします。今の職場で解決できる問題があるなら、その可能性も一緒に考えます。転職ありきではなく、あなたのキャリアと生活にとって何がベストかを、一緒に考えさせてください。

「制度上難しいと言われたことでも、まずご相談ください」——これが私たちの基本的なスタンスです。

迷っているなら、まず見学・相談だけでもOK

「転職します」と決めなくても相談できます

「転職しようか迷っている」「訪問看護がどんな職場か知りたいだけ」——そんな段階でも、ぜひご連絡ください。見学だけのご参加も歓迎しています。実際に現場の雰囲気を見ることで、「思っていたより自分に向いているかもしれない」と感じる方も多くいらっしゃいます。

訪問看護の1日のスケジュール、実際の業務内容、どんな利用者様が多いか——気になることを何でも聞ける機会です。「こんなことを聞いてもいいのかな」という遠慮は不要です。

すえひろのスタッフに直接話を聞いてみませんか

現場で働くスタッフが、経験が浅かった頃の不安や、実際に転職してどうだったかをリアルにお伝えします。採用担当者だけでなく、現場の看護師と直接話す機会を大切にしているのが、すえひろの見学・相談の特徴です。

「自分と近い経験年数で転職した人の話を聞きたい」というご要望にも、できる限りお応えします。

まずはここから始めてみてください

転職を悩む時間が長くなるほど、心身への負担も積み重なります。「悩むくらいなら一歩踏み出してみる」という行動が、あなたのキャリアを大きく変えるかもしれません。

  1. ウェブサイトや求人情報を確認する
  2. 電話・メールで相談の予約を入れる
  3. 見学に参加して、現場の雰囲気を体感する

この3ステップから始めてみてください。大きな決断をする前に、まず「知る」こと。それがすべての出発点です。

まとめ

「1年目で転職するのは早すぎる」とは一概に言えません。日本看護協会の2024年調査では、新卒看護師の約11人に1人(8.8%)が1年以内に職場を離れており、看護師の早期転職は決して特異な出来事ではないからです。

訪問看護は「ベテランの仕事」というイメージがありますが、若手看護師を受け入れる体制を整えたステーションは確実に増えています。経験年数よりも、「学ぼうとする意欲」と「利用者様に真摯に向き合う姿勢」を重視して採用を行う職場も存在します。

今の職場が本当に辛いなら、年数を理由に我慢し続ける必要はありません。すえひろ訪問看護ステーションでは、見学・相談だけでも大歓迎しています。まず一歩、踏み出してみてください。

【お問い合わせ先】 すえひろ訪問看護ステーション TEL: 03-5888-6375 受付時間: 平日8:30〜17:30

よくある質問

Q. 看護師1年目でも訪問看護に転職できますか?

A. 可能です。法的に必要な資格は正看護師または准看護師の国家資格のみで、経験年数の規定はありません。近年は若手看護師の育成体制を整えたステーションが増えており、段階的な同行訪問研修を通じて経験を積める環境が広がっています。ただし、受け入れ体制の充実度は職場によって異なるため、見学や事前相談で確認することをおすすめします。

Q. 訪問看護は「一人で判断することが多い」と聞きましたが、経験が浅くても大丈夫ですか?

A. 確かに、病棟のように隣に先輩がいる環境ではありません。ただし、多くのステーションではバックアップ体制(電話やチャットで即座に相談できる仕組み)が整備されており、一人で全てを抱え込む必要はありません。また、慣れるまでは同行訪問を重ねてから一人立ちに移行するのが一般的です。不安な点は見学・相談の際に具体的に確認しておきましょう。

Q. 1年目での転職は採用面で不利になりますか?

A. 経験が浅い分、即戦力として評価されにくい面はあります。ただし、2023年度の訪問看護ステーションの求人倍率は4.18倍(日本看護協会「2023年度ナースセンター登録データに基づく分析」)と病院より断トツに高く、人手不足が深刻なため若手を積極的に採用する職場も増えています。半年以上の在籍経験があると採用担当者の見方が変わることが多く、転職の理由を誠実に説明できる準備をしておくことが大切です。

Q. 訪問看護と病棟看護の大きな違いは何ですか?

A. 最も大きな違いは「働く場所と時間帯」です。訪問看護は利用者様のご自宅へ伺うため、原則として日勤のみの勤務となり、夜勤が発生しません。また、1人の利用者様とじっくり向き合える時間がある一方で、チームで動く病棟とは異なり自律した判断力が求められます。ステーションによってはオンコール対応もあるため、事前に確認が必要です。

Q. 転職を迷っている段階でも相談していいですか?

A. もちろんです。「転職するかどうか決めていない」「訪問看護がどんな職場かを知りたいだけ」という段階での見学・相談は大歓迎です。実際に現場の雰囲気を体感してから判断することで、入職後のミスマッチを防ぐことにもつながります。遠慮なくお問い合わせください。

【参考資料】

統計・調査データ

訪問看護に関する情報

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