「在宅看護って、新卒でも挑戦できるんだ」実習を通じて見つけた新しい可能性｜インターン生Mさん

「病棟とは空気感が違う」「いつでも質問していいからね、と言ってもらえて」——そう語る看護学生の表情からは、すえひろ訪問看護ステーションでの実習が、彼女にとってかけがえのない学びの時間だったことが伝わってきました。

母性看護学実習を終えたばかりの彼女が、在宅看護の世界で何を感じ、どう成長したのか。そのリアルな声をお届けします。

「在宅看護はベテランだけの領域」そんな先入観が変わった

在宅看護実習が始まる前、私は正直不安でした。前回の母性看護学実習では新生児やお母さんが対象でしたが、今回は主に高齢者の方々。バイタルサインの測定方法も、コミュニケーションの取り方も、母性領域とは大きく違います。

何より、「在宅看護は看護師1人で訪問する」というイメージが強くて。すごくベテランの方じゃないとできない領域なのかな、自分には絶対無理だな、って思っていたんです。

でも、実習を通じてその考えは大きく変わりました。

特定の診療科にとらわれない、幅広い学び

実際に訪問看護の現場に同行させていただいて気づいたのは、在宅看護は特定の診療科にとらわれず、様々な分野を幅広く学べるということでした。

循環器系の疾患を持つ方、消化器系のケアが必要な方。それぞれの利用者さんには、それぞれの生活があり、それぞれの看護があります。

病棟では診療科ごとに分かれていますよね。でも在宅では一人の看護師が多様な知識とスキルを使って、総合的にその方を支えていく。私が一番印象に残っているのは、「新卒でも挑戦できる」ということを教えていただいたことです。もちろん責任は重大ですが、すえひろ訪問看護ステーションでは、新人の方でもしっかりとサポートを受けながら成長していける体制が整っていると感じました。

「質問しやすい」環境が、学びを深めてくれた

実習期間中、事務所で記録をしている時間も学びの時間でした。

病棟実習では、どうしても緊張感があって、ちょっと居心地が悪いなと感じることもありました。でも、すえひろ訪問看護ステーションは本当に空気感が違ったんです。

皆さんがとても温かくて、穏やかで。病棟のピリピリした雰囲気とは全く違いました。「いつでも質問していいからね」と、質問しやすい環境を整えていただいていたので、気になったことをすぐに聞けました。

記録をしている時も、訪問に同行している時も、わからないことがあったらその場で教えていただける。この「聞きやすさ」が、私の学びを何倍にも深めてくれたと思います。

利用者さんの「生活」を支える看護

訪問看護の魅力は、利用者さんの生活そのものに寄り添えること。

病棟では病気を治すことが中心ですが、在宅では「その人らしく生活する」ことを支えます。足立区全域を訪れる中で、さまざまな生活背景を持つ利用者さんと出会い、一人ひとりに合わせた看護の形があることを学びました。

24時間365日対応という体制の中で、利用者さんとご家族の安心を支えているスタッフの皆さんの姿を見て、訪問看護という仕事の責任の重さを実感しました。それと同時に、やりがいの大きさも。

在宅看護も、「結構いいな」と思えた実習

以前は「在宅は自分には無理」と思っていました。今回の実習を通じて考えが大きく変わりましたね。

在宅看護には在宅看護の魅力があり、新卒からでも目指せる道がある。むしろ、幅広い知識と経験を積める場所として、自分のキャリアの選択肢の一つになりました。

すえひろ訪問看護ステーションでの実習は、私に新しい可能性を見せてくれました。これから看護師として歩んでいく上で、大きな財産になると思います。

これから実習に来る方へ

もし不安を感じている方がいたら、ぜひ安心して実習に臨んでほしいです。

すえひろ訪問看護ステーションの皆さんは、本当に温かく、丁寧に教えてくださいます。「こんなこと聞いていいのかな」と思うような質問でも、真摯に答えてくださる環境があります。

在宅看護に興味がある方はもちろん、まだよくわからないという方も、実際に体験してみると新しい発見があるはずです。

すえひろ訪問看護ステーションより

今回の実習を通じて、学生の成長を間近で見守ることができ、私たちも多くの学びと喜びをいただきました。

実習生の成長を支えることも、私たちの大切な使命だと考えています。「質問しやすい環境」「温かい雰囲気」は、実習生だけでなく、新しく入職する仲間に対しても同じように大切にしている要素です。

すえひろ訪問看護ステーションでは、経験年数に関わらず、一人ひとりが安心して成長していける教育体制を整えています。多職種が連携しながら、互いに支え合い、学び合う文化があります。

「在宅看護は新卒では無理」という先入観を持っている方も多いかもしれません。でも実際には、丁寧な指導とチームのサポートがあれば、新卒からでも十分に活躍できる領域です。

もし訪問看護に興味をお持ちの方、私たちと一緒に地域の方々の生活を支えていきたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お話ししませんか？